素材の味を知るということ

  
昨日から福岡に来ています。兄弟揃って帰省中、ちょっとした社員旅行ですね。

ケータリング先ではずっと立っているのでお客さんとよく話すのですが、そこで料理のバリエーションを増やしたいという相談を時々もらいます。

『素材の味を覚えて引き出しを増やしてください』

というのが僕のアドバイスの一つ。

青椒肉絲、ラタトゥイユ、がめ煮など、料理の味を知ることも大事ですが、食材、調味料の味を記憶した方がバリエーションを拡げるには役に立ちます。

バジル、オレガノ、タイム、セージ、ローズマリー。クミン、シナモン、ナツメグ、八角、カルダモン。

ハーブやスパイスの引き出しが多いと、同じ料理でも風味を変えることができます。

フーディストリンクの二人は、実家の畑で採れたばかりの野菜をいろいろ食べて育ちました(写真は今日のトマトの様子です)。

自家菜園で食べてきたフルーツはリンゴにイチゴ、梅、さくらんぼ、グミや山桜桃(ゆすら)、ブルーベリー。

野菜はトマトにキュウリ、ナス、ピーマン、ネギ、ニラ、大根、ジャンボニンニク、ゴーヤにケール、激辛ババネロetc…。。皆さんの舌の記憶はどれくらいありますか?

紫蘇とバジルは同じシソ科。レモンとライム、カボス、スダチ、シークワサーという柑橘類。味の似たグループも覚えておくと代用が利きます。
トマトとナス、同じナス科なので相性がいい、ということも知っておくと、料理に加えやすくなります。

知識としての引き出しを増やすともっと楽ですが、まずはどんどん味を覚えてください。

ただ、注意点が一つ。唐辛子や香辛料の味見は慎重に。ハバネロをかじるのは特にオススメしません。。